4/4 皆既月食の天気は? [2015年4月4日皆既日食]
ちょっと気になってきました。
4月4日、皆既月食当日の天気が。
今日のYahoo!天気でチェックすると、雨!
どういうことですか、これは。
どうしてこうタイミングよく、土曜日だけ雨なんですか!
せっかくの皆既月食が、これじゃあ見えないじゃないか!
ちょっと待てよ。
と天に向かっていっても仕方ないのですが。
こんな天気予報を見たら、
嘆かずにはおれません。
つい数日前のウェザーニューズの報告では
「バッチリ」ってことだったのに、
今日のこの予報が当たっていれば、
まことに残念なコトになります。
非常にマズいです。
ショックを隠せません。
とりあえず、雲のちょっとの隙間からでも見られたらよいのですが、
雨っていうなら、それもムリでしょう。
仕方ないですね。
天気が前か後ろにずれることを願いましょう。
一応、見えなくても以下のようなタイムテーブルで
皆既月食は起こります。
皆既月食の撮影 [2015年4月4日皆既日食]
星空を撮影するのはむずかしいです。
それなりの機材がなければ、
肉眼で見たときの感動を捉えるのもむずかしい。
いや、それ以上に、肉眼では見えない星を写真に収めるなんて
技術もなければムリ。
でも、月はデカイですから。
目で見た感動をそのまま、というのは難しくても、皆既月食の記録とか、
記憶に残すためのものってことなら十分スマホでも撮影できます。
スマホで皆既月食を撮ってみよう
まず、スマホで撮るのがむずかしい理由は
露出やシャッター速度が自由に設定できないことです。
でも、これを逆手に取るのです。
露出やシャッター速度をうまく“誘導”して、
月の明るさに対応させれば良いのです。
たとえばiPhoneのiOS7の場合。
明るい場所を背景に画面を長押しして「AF/AEロック」すると、
「あまり光を取り入れなくてもよい」モードをキープできます。
この状態で月に向けてシャッターを押すと、
明るくつぶれずに撮影できます。
高機能のカメラアプリを使うなどの方法もあります。
皆既月食を大きく写すには、
アダプタ付きの双眼鏡や専用レンズを使うといった方法がありますが、
露出をうまく調整できればサイズはそれほど気にならないかもしれません。
あとは手ブレ。
携帯用の三脚とかスタンドがあれば、問題は解決!
三脚は大げさ!っと思うなら、こういう普段使いができるものも流用できます。
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デジタルカメラで皆既月食を撮ってみよう
コンパクトデジカメで撮影するときは、
ついオート設定でパシャッとやりがちです。
ここは、フラッシュ禁止にして夜景モードや
マニュアルモードに設定しましょう。
マニュアルモードにしてシャッター速度を速く設定すると
月の明るさを抑えることができます。
皆既中の暗い月は、長めの露出で撮影します。
オートモードしかない機種の場合は、
手前に明るい風景、例えば街の明かりを入れて自動的に露出を短くすると、
きれいな皆既月食ショットが撮れるかもしれません。
望遠レンズや望遠鏡を取り付けて皆既月食を大きく写すなら、
デジタル一眼レフやミラーレスカメラを三脚に載せて撮りましょう。
機材がなくても何とかなる!
↓
デジタルカメラ星景写真撮影術 プロに学ぶ作例・機材・テクニック (アスキームック)
とにかく、月や月食をきれいに撮影するコツは、
露出やシャッター速度などを調整して、取り入れる月の光の量を上手に抑えることです。
部分食の時は、どうしてもコントラストがむずかしいので明るくつぶれやすいのです。
あまり光を取り入れないように気をつけましょう。
反対に、皆既食の時は暗すぎてうまく写らないので、
たくさん光を取り入れるようにしてください。
それだけ気をつければ、スマホでもきれいな皆既月食の写真が撮影できるでしょう。
ぜひ挑戦してみてください。
4月4日の皆既月食とは [2015年4月4日皆既日食]
昨年2014年の10月8日、約1時間の皆既月食を
全国各地で見ることができました。
天候もまずまず、1時間ということもあって、
皆既月食を見た人は多かったと思います。
しかし今回4月4日の皆既月食には、
そんな余裕はありません。
ショートヴァージョンですから。
12分間の天体ショー
19時14分:東の空に昇った満月が、下側から徐々に欠け始めます。
20時54分:月全体が完全に隠れます。
21時0分 :最大食。
21時6分 :左側から明るくなります。
22時45分:もとの満月に戻ります。
皆既月食が見られるのはたったの12分です。
今回の皆既月食は、皆既食の継続時間がとても短いのです。
うかうかしていたら終わってしまうので、
見逃さないよう気をつけてください。
月食は、月が見える場所であればどこでも同時に起こります。
日食のように観察地によって時刻が変わるということはなく、
全国どこでも同じ時刻に始まって終わります。
そして、月食を見るためには特別な準備は何もいりません。
晴れていれば、南東の空が見えるところなら自宅や外出先からでも、
早起きも夜ふかしもせず気軽に眺めることができます。
月が欠けて、赤く染まっていく様子が、肉眼で見られます。
月食時間の長短はなぜ起こるのか
まず、月食が起こる理由。
それは、太陽に照らされた地球の後ろ側(夜の方向)に伸びる地球の影に、
地球のまわりを回る月が入るからです。
このとき太陽‐地球‐月は一直線に並んでいるので、
月食は必ず満月のタイミングで起こります。
地球の影の見かけの直径は、月3個分ほどです。
この影の中に月が全部入ってしまう状態を「皆既食」と呼びます。
で、皆既月食の時間の長短がなぜ起こるかと言うと、
月が地球の影の中心に近いところを通れば、皆既状態が長く続き、
端の方を通れば、短くなるってことなんですね。
今回4月4日の皆既月食では月が地球の影の端近くを通るので、
皆既の継続時間は12分間とショートヴァージョンになるという訳です。
順調! はやぶさ2のイオンエンジン [はやぶさ2]
3月21日土曜日。
はやぶさ2打ち上げから108日目です。
午前5時30分(日本標準時間)をもって、
第1回目のイオンエンジン連続運転が正常に終了したことが
確認できたようです。
今日までの時点で3月3日から開始した連続運転は409時間となり、
これは計画どおりの稼働時間です。
第2回目の連続運転は、6月上旬頃の予定。
連続運転中のイオンエンジン稼働状態、
連続運転後の軌道情報などに関しては、
はやぶさ2から取得したテレメトリデータの詳細解析が
順次行われるということです。
テレメトリデータというのは
電波で送られてくる衛星やロケットの本体及び
内部機器に関する種々の情報のことを言います。
例えば、3月21日の「はやぶさ2」運用時間:14時5分~21時5分
イオンエンジン連続運転の終了は、前日の運用までに
あらかじめ探査機に送信したコマンドプログラムが自動で流れ、
そのタイムシーケンスの中で「噴射終了」の指示が発信されます。
この時、「はやぶさ2」は日本の運用局からは見えない位置にいます。
そのため、実際の「噴射終了」確認は、21日の運用時に探査機の状態を
示すデータ(テレメトリデータ)を取得して行ったというわけです。
「はやぶさ2」航行ステータス
2015年3月21日14時0分(日本時間) 現在
太陽からの距離 ・・・・・・・・1億6,292万km
地球からの距離 ・・・・・・・・4,232万km
赤 経 ・・・・・・・・・・・101.74度
赤 緯 ・・・・・・・・・・・ -4.04度
航行速度 ・・・・・・・・・・・27.27km/s
ってことで、はやぶさ2のイオンエンジンは、元気です! 順調です!
今後もこのままいって欲しいですね。
はやぶさ2打ち上げから108日目です。
午前5時30分(日本標準時間)をもって、
第1回目のイオンエンジン連続運転が正常に終了したことが
確認できたようです。
今日までの時点で3月3日から開始した連続運転は409時間となり、
これは計画どおりの稼働時間です。
第2回目の連続運転は、6月上旬頃の予定。
連続運転中のイオンエンジン稼働状態、
連続運転後の軌道情報などに関しては、
はやぶさ2から取得したテレメトリデータの詳細解析が
順次行われるということです。
テレメトリデータというのは
電波で送られてくる衛星やロケットの本体及び
内部機器に関する種々の情報のことを言います。
例えば、3月21日の「はやぶさ2」運用時間:14時5分~21時5分
イオンエンジン連続運転の終了は、前日の運用までに
あらかじめ探査機に送信したコマンドプログラムが自動で流れ、
そのタイムシーケンスの中で「噴射終了」の指示が発信されます。
この時、「はやぶさ2」は日本の運用局からは見えない位置にいます。
そのため、実際の「噴射終了」確認は、21日の運用時に探査機の状態を
示すデータ(テレメトリデータ)を取得して行ったというわけです。
地球から見た「はやぶさ2」の方向
「はやぶさ2」航行ステータス
2015年3月21日14時0分(日本時間) 現在
太陽からの距離 ・・・・・・・・1億6,292万km
地球からの距離 ・・・・・・・・4,232万km
赤 経 ・・・・・・・・・・・101.74度
赤 緯 ・・・・・・・・・・・ -4.04度
航行速度 ・・・・・・・・・・・27.27km/s
はやぶさ2と地球、太陽、小惑星1999 JU3 の位置関係(概略図)
ってことで、はやぶさ2のイオンエンジンは、元気です! 順調です!
今後もこのままいって欲しいですね。
土星衛星「エンケラドス」について [土星]
Credit : NASA/JPL/Space Science Institute
土星の衛星エンケラドスには地球外生命が存在❢❢
このニュースは2月13日の各報道機関でも賑を見せました。
元ネタは3月12日付の『Nature』誌。
米コロラド大学のシャンウェン・スーほか
東京大やJAMSTECらの研究チームが投稿したこの論文は、
エンケラドス表面の分厚い氷の下にある
「内部海」から噴出する微粒子について報告したものです。
フランス・ナント大学のガブリエル・トビーは同論文の付随論評で、
その粒子の化学的性質は、
「地球で最初の生命体が誕生した場所」とよく似た環境を示唆している
と述べています。
エンケラドスってどこ?
ところで、「エンケラドス」という名前を
初めて聞いたという人も多いのではないでしょうか。
土星の衛星の名前って、あまり耳馴染みがありません。
そもそも土星には衛星がいくつあるのか?
2009年時点でわかっている土星の衛星の数は63個。
木星と並んで、非常に多いのです。
木星の場合はガリレオ衛星を除いたすべてが小惑星のような大きさで
形もいびつなものが多いのに比べ、
土星の衛星は大きさもその表面の様子も多種多様です。
63個の衛星のうちその大半は、
地上の巨大望遠鏡群や土星探査機「カッシーニ」によって
2000年以降に発見されたものです。
その中で、エンケラドスは
1789年、ウィリアム・ハーシェルによって発見されました。
直径は498km、土星からの距離は約24万km。
表面の反射率は非常に高く、太陽系でもっとも白い天体です。
生命の根拠とは
土星探査機「カッシーニ」によって、エンケラドスの南極付近から
間欠泉のように氷が噴き出している様子が発見されました。
Credit : :NASA/JPL
この噴出物の中から有機物も発見されたのです。
直径わずか数億分の1インチほどの微粒子ですが、
二酸化ケイ素を豊富に含んでいました。
Credit: Southwest Research Institute
筆頭著者のスーは、
「このことは、今も熱水活動が進行していることを意味します」
と言っています。
ということは、
今でも水と岩の間で相互作用が起こっていると考えられるのです。
また、この噴出物によって作られたと考えられている、
微量の大気も発見されています。
間欠泉を噴き出させている熱源は不明ですが、
エンケラドス内部における放射性物質の崩壊や、木星のイオ同様、
土星の潮汐力によるものではないか? というところですね。
credit: NASA/JPL
「カッシーニ計画は2017年で終了しますが、
この興味深い海の世界を探査し続けるためにも、
エンケラドスに足を延ばす必要性は明らかです」
ケビン・ハンド氏は、こう言っています。
米国の2016年度予算に組み込まれている「エウロパ・クリッパー」計画でも
ひきつづきエンケラドスへの注目は必至でしょう。