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JAXAより「はやぶさ2」の L+情報 [はやぶさ2]

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地球から見た「はやぶさ2」の方向



万全な状態


今日1月28日、
JAXAの月・惑星探査プログラムグループ
はやぶさ2プロジェクトチームの
プロジェクトマネージャ國中均教授、ミッションマネージャ吉川真氏による
小惑星探査機「はやぶさ2」の運用状況等について
説明会がありました。

小惑星探査機「はやぶさ2」の
初期機能確認期間(打上げ以降から約3ヶ月間を予定)における、
1月下旬までの実施状況、残りの期間での実施予定項目等に関しての
説明でした。



「大変万全な状態にある。目指す小惑星に向けて、今まさに航海が始まった」
「航海に耐える探査機を投入できたという意味では、きょうは笑わないといけないかな」と
打ち上げ直後の会見では、あまり笑顔を見せなかった彼も
顔をほころばせていたのが印象的でした。


小惑星探査機「はやぶさ2」初期機能確認期間の運用状況に関する 記者説明会



地球から2200万キロ


はやぶさ2は現在、地球から2200万キロ離れた所を航行しています。
電波でのやりとりに2分半ほどかかるんですって。
12月末には、航行を支えるイオンエンジン4基
それぞれの作動試験を行い、
設計通りの推力が出ることを確認しました。

今月に入ってからは、
イオンエンジンを複数組み合わせた運転や、24時間連続の自動運転も実施。
新たに搭載された高速通信機能の確認なども順調に進んでいます。

3月には、今年12月に行う予定の地球の重力を使った加速(スイングバイ)に向け、
イオンエンジンの定常運転に入ります。

この通り、すこぶる順調です。


<<「はやぶさ2」航行ステータス>>
2015年1月26日14時0分(日本時間)現在

太陽からの距離:1億5,853万km
地球からの距離:2,172万km
赤 経 :77.72度
赤 緯 :-19.25度
航行速度 :28.1km



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はやぶさ2と地球、太陽、小惑星1999 JU3 の位置関係(概略図)



ちなみに、
打ち上げ後の経過時間を示す際、運用現場では「Launch(打ち上げ)」と
「プラス○日」を組み合わせて「L+1(=エルプラスイチ)」と表現するそうです。
今後「はやぶさ2」の航行ステータスなどをリポートする場合は、
それがいつのものなのかをはっきりさせるため、
たるべくこの表現を使いたいと思います。

今日1月28日の時点では「L+56」となるわけですね。


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